毎月レポート

17.04.01

便利な分、注意を心がけたい。フリーWi-Fiの利用

 いつでもどこでもインターネットにつながるのが、スマートフォンやタブレットのいいところ。でも動画視聴などで契約しているデータ通信量を超えてしまうと、通信速度が規制され、データを送受信する速度が遅くなります。そうなると動画再生がスムーズでなくなるのはもちろん、ウェブ閲覧にも影響が出てしまいます。

 それらの問題を解決するのがWi-Fi(ワイファイ)です。中でも、スマートフォンをお得に使いこなしたい、タブレットやパソコンをどこでも使いたいという時代のニーズに応えて増えているのが、フリーWi-Fi。Wi-Fiスポットや公衆無線LANスポットとも呼ばれ、店舗や公共の空間、観光スポットなどで、無料で無線LAN(Wi-Fi)によるインターネット接続ができる場所のことを言います。  
外出先や観光地などで高速な回線を利用でき、携帯電話回線のパケット通信量を削減できる便利なフリーWi-Fiですが、利用にあたってはユーザー側が注意しなくてはいけない点があるのも事実です。具体的な脅威として、以下の3点があげられます。
【盗聴】Wi-Fiのアクセスポイントと利用者端末間の通信が暗号化されていないと、第三者に通信データを傍受され、やりとりを覗き見される恐れがあります。 【なりすまし】盗聴などで得たデータを使って正規の利用者になりすまし、不正にサービスを利用したり犯罪に使われる恐れがあります。
【悪意のアクセスポイント】個人情報や通信内容を窃取するなど悪意のある目的で設置された、正規のWi-Fiスポットと同じSSID・暗号キーを設定したアクセスポイント。正規のものと思ってアクセスすると、悪用される恐れがあります。

 そんな被害を未然に防ぐためには、何に注意すればいいのでしょうか。 まずは、正体不明のアクセスポイントに接続をしないこと。接続後はアクセスポイントの名前(SSID)を確認し、同意や認証画面などが出て来たら、セキュリティについての説明をよく読むこと。最後に、そのアクセスポイント名の横のアイコンにカギのマークがあるかを見て、暗号化しているか否かの確認を行うことです。またウェブサイトを閲覧する時は、httpsから始まるURLになっているかどうか確認してください。SSL(情報を暗号化し、安全に送受信する技術)を利用していますという印です。利用にあたって最も大切なのは、やりとりする情報を限定し「第三者に知られては困る情報の入力や表示をしない」ということにつきます。

 東日本大震災の際は、多くの無線LAN業者がWi-Fiを解放したことで、Wi-Fiが災害時の情報インフラとして重要な役割を果たしました。ネット社会に生きる私たちにとって、もろ刃の剣を理解して情報を取り出すことが、必要不可欠な手段でもあるのです。


【参考】
独立行政法人情報処理推進機構 https://www.ipa.go.jp/
総務省 http://www.soumu.go.jp/
西日本電信電話株式会社 http://www.ntt-west.co.jp/
ヨミウリ・オンライン http://www.yomiuri.co.jp/
ビッグローブ株式会社 http://www.biglobe.co.jp/
株式会社バッファロー http://buffalo.jp/



竹ってすごい!

 日本の鉄道の頂点を誇る新幹線。その架線修理に使われるのは、何と竹ばしごだそうです。また、食べ物の季節感がなくなったといわれて久しいですが、この季節多くの人が心待ちにしているのがたけのこ。今回は古くて新しい素材、竹とたけのこの話題です。

 食材としてのたけのこの歴史は古く、日本最古の歴史書である「古事記」にイザナギノミコトが黄泉の国から逃げる際のエピソードに登場しています。光る竹からお姫様が生まれた竹取物語をはじめ、源氏物語や落語、歌舞伎に登場するなど、竹は古くから身近な存在でした。

 たけのことは、竹の子と書くことからもわかるように、竹の若芽を言います。地下茎から伸びてくるので根っこのようですが、れっきとした芽なのです。漢字の「筍」には、月の上旬や中旬という呼び方でおなじみの「旬」という時間の1単位が10日間であることから、芽を出してから1旬、つまり10日で竹になるからという由来があります。

 成長が早いたけのこは、収穫してからは時間勝負です。たけのこ狩りに行ったら、ぜひ掘りたてを生で食べてみてください。お店に流通しているたけのこは時間が経っているので、買い求めたらできるだけはやくアク抜きをしましょう。下茹でしたたけのこの保存は、密閉容器に水と一緒に入れて、冷蔵庫で保存すれば5日ほどはおいしく食べられます。さらに薄切りにして味付けし冷凍保存すれば、料理にさっと使えて便利です。

 さて、竹は日本全国に広く分布しています。約3か月で成長すると、その後は伸びることも太くなることもない、樹木とは異なる不思議な性質を持っています。手に入れやすく軽くて加工しやすいことからさまざまな形で利用され、日本の文化になくてはならない存在です。桂離宮や銀閣寺の端正な竹垣、尺八や笙といった楽器など伝統的なものをはじめ、かごやざる、おにぎりを包む竹皮といった日用品まで、わたしたちの暮らしに広く深く根ざしています。

 生命力にあふれ、農薬も不要な竹は、環境や人にやさしいエコな素材といわれ、最近では繊維にもなっているのだとか。素材力はまだまだ無限大といえそうです。



【参考】
農林水産省 http://www.maff.go.jp/
京都市 http://www.city.kyoto.lg.jp/
JA グループ https://org.ja-group.jp/
JA 全農やまぐち http://www.yc.zennoh.or.jp/
旭化成ホームプロダクツ株式会社 http://www.asahi-kasei.co.jp/saran/
食の研究所 http://food.ismedia.jp/



今見直されている畳の部屋

 プレミアムフライデーからの大型連休初日にあたる4月29日は、現在は「昭和の日」です。1989年(平成元)、それまでの「天皇誕生日」から「みどりの日」になりましたが、さらに2005年(平成17)に「昭和の日」となり、2007年(平成19)からは5月4日が「みどりの日」になっています。それが畳とどういう関係があるの?と思われるのもごもっとも。実は4月29日は「畳の日」でもあるのです。これは、畳の原料であるいぐさが成長すると一面緑色になることから、みどりの日と同じ日に申請し、制定されたのが由来です。
 さて、家族だんらんのスペースがお茶の間からリビングに変化するとともに、フローリングの床やソファが一般的になった、わたしたちの住まい。和室はたしかに減少傾向にはあるものの、根強い人気があるのだそう。旅館に行くとゆったりくつろげる気分になるのも、畳のお部屋だからかもしれません。

 和室だとリラックスできる、というのは思い込みではなく、科学的にも実証されています。それは原料であるいぐさの香りに、バニリンやフィトンチッドというリラックス効果をもたらす成分が含まれているため。自然な色合いは視覚的にも安らぎを感じさせてくれます。  畳でごろんと横になりたい、でも立ち座りが楽なのはソファ。インテリアも和風より洋風の方が好み・・・。そんな声に応えるように登場したのが、畳とフローリングを組み合わせたハイブリッドなリビング。フローリングの一部に畳を埋め込んだり、小上がり風にしつらえる方法や、畳マットを置くだけでも完成です。

 また、畳1枚の大きさが地方によって異なるのは知られた話ですね。鎌倉時代の京の都で生まれたのは、191cm×95.5cmの畳で、「京間」と呼ばれます。京都や関西、中国・四国地方で主に使われています。
 一方「中京間」は182cm×91cmの畳で、主に愛知、岐阜、三重で使われます。関東や東北、北海道といった東日本の大部分で使われているのが「江戸間」です。176cm×88cmで小さめですが、これは畳の大きさで決まっていた徴税の単位である1間を短くし、徳川家康が年貢米を多く取り立てようと考えたからという逸話が残されています。さらに小さいのが170cm×85cmの「団地間」です。名前の通り公団住宅で採用されている規格です。

 今年のゴールデンウィーク、お出かけもいいですが、畳の上でごろごろしながら過ごすのもおすすめですよ!
 


【参考】
全国畳産業振興会 http://www.tatami.in/
石田畳店 http://isidatatami.com/
NIKKEI STYLE http://style.nikkei.com/
極東産機株式会社 http://www.kyokuto-sanki.co.jp/
リクナビ NEXT http://next.rikunabi.com/

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